
「損切りもちゃんとしてるし、ロットも無茶してない。なのに、気づいたら月の利益が一撃で消えていた──」
FXを続けていると、一度はぶつかるのが「コツコツドカン」です。日々は小さな勝ちと小さな負けを積み重ねているのに、ある日を境に、それまでの利益や元本をまとめて持っていかれる日が来る。生活防衛FXを意識しているつもりでも、メンタルとルールのほんの少しのズレから、簡単にその沼に落ちてしまいます。
この記事では、僕自身が「生活防衛FX」前提でトレードしていたにもかかわらず、コツコツドカンをやらかした実録の1日を、時系列で振り返ります。
もし今、
- コツコツ利益は出ているのに、たまに大きくやらかしてトータルが伸びない
- 「今日は取り返したい」と思った日ほど、損失が膨らむことが多い
- 生活防衛FXのつもりなのに、口座残高がじわじわ削られている
という感覚があるなら、今回の実録は「どこで生活防衛が機能しなくなったのか」を確認する、一つのチェックリストになるはずです。
この記事では、
- 実録:生活防衛FXでもコツコツドカンが起きた1日
- なぜ「分かっていたのに」ルールを破ってしまったのか(原因分析)
- 今日からできる、コツコツドカンを減らす生活防衛FXの具体的なルール
といったポイントを、「失敗談で終わらせず、次の一手に変える」という視点で整理していきます。
※この記事は、すでに基本的なエントリールールを持ち、平日は本業のある兼業トレーダーを想定しています。
これからFXを始める方にとっては、「最初から知っておきたいコツコツドカンの正体と予防線」として読んでもらえたらうれしいです。
「コツコツドカン体質」を直すなら、まずは環境から整える
コツコツドカンが起きた日を振り返ると、テクニカル以前に、
「チャート画面や注文画面の見づらさ」が、ミスや感情的なトレードを招いていた…というケースは意外と多いです。
特に兼業トレーダーの場合、
- 限られた時間で、「今どのくらいリスクを取っているか」が一瞬で分かること
- ロット・損益・証拠金状況がパッと見で把握でき、無茶なナンピンやロットアップをしにくいこと
といった、「暴走しにくい口座環境」を持っておくことが、生活防衛FXの土台になります。
その意味で、僕はDMM FXを「コツコツドカンを減らしたい兼業トレーダー」と相性の良い口座のひとつとして使っています。
特に、次のような点が生活防衛FXのルール作りと相性が良いと感じています。
- スマホ・PCともに画面がシンプルで、ロット・損益・証拠金がひと目で分かる
→ 仕事の休憩中など短いスキマ時間でも「今日はどこまでリスクを取ったか」をすぐ確認でき、勢いでロットを上げるミスを減らしやすい。 - スプレッドが比較的タイトで、ロットを抑えてもコスト負けしにくい
→ 「一撃で取り返す」ではなく、小さいロットで淡々と積み上げるスタイルと相性が良い。 - 指値・逆指値注文が入れやすく、「本業中は自動で損切り・利確」させやすい
→ チャートに張り付いて感情で切る代わりに、事前に決めたラインで機械的に決済しやすくなる。
どの口座を使うかはもちろんあなた自身の判断ですが、
💼「コツコツドカンを減らして、トータルの右肩上がりを安定させたい」
💬「本業がある中でも、無理のないリスク管理をしたい」
という人にとって、DMM FXは候補のひとつになると思います。
以下のバナーから、
・口座の詳細
・最新キャンペーン情報
などを確認できるので、気になる方は一度チェックしてみてください。
「生活防衛FX」でもコツコツドカンは普通に起きる

まず最初に伝えておきたいのは、「コツコツドカンを一度も経験せずに終わるトレーダーはほぼいない」ということです。
特に、僕のように「生活防衛FX」を意識して、元本を守りながらトレードしているタイプほど、
- 毎日の損切りはちゃんとできている
- ロットも極端なハイレバではない
- 「一発逆転」を狙っているつもりもない
それでも、「気づけば今月分の利益がほぼゼロ」という日が起きてしまいます。
コツコツドカンの怖さは、「いつもと違う超ハイレバ勝負の結果」ではなく、「いつも通りのつもりの延長線上」で起きるところにあります。
ここからは、僕が実際にやらかした「コツコツドカンの日」の1日を、できるだけそのまま書いていきます。
【実録】コツコツドカンが起きた1日の流れ

ここからは、ある1日の実際の流れを、できるだけ感情とセットで振り返ってみます。数字はイメージしやすいように少し丸めていますが、構造としてはほぼそのままです。
朝:順調に積み上がっていた「生活防衛FX口座」
・口座残高:146,000円前後
・その月の確定利益:+13,000円ほど
・その日の目標:+2,000〜3,000円取れたらOK(無理はしない)
チャート状況としては、前日までの上昇トレンドが一服して、
「一度押してから、もう一段上を試しそう」に見える形。
この時点では、
- いつも通りのロット
- いつも通りの損切り幅
- 「生活防衛」を意識した、落ち着いたメンタル
と、自分では思っていました。
1回目:想定外の逆行、でもこの時点ではまだ「普通の負け」
押し目に見えたポイントでロングエントリー。
ところが、エントリー直後に素直に上がらず、短期足で勢いよく下方向へ。
結果:▲1,500円ほどで損切り
この段階では、まだ生活防衛ルールの範囲内。
「こういう日もあるな」と、自分でもそれなりに冷静でした。
2回目:「さっきは運が悪かっただけ」という油断
次に見えてきたのは、さっきよりも「綺麗に見える押し目」。
頭の中には、こんな言葉がよぎります。
「さっきのはただのノイズ。
トレンド自体は上なんだから、ここはさすがに反発するはず。」
ここでやってしまったのが、「ほんの少しだけロットアップ」です。
結果:▲3,000円前後の損切り
この時点で、その日の損失は▲4,500円ほど。
生活防衛の観点から見れば、「今日のトレードはここでストップ」でもよかったはずです。
しかし、頭の中ではすでに、
- 「今月の利益が目減りするのは嫌だ」
- 「今日中にせめてプラマイゼロ近くまで戻したい」
という「取り返したい気持ち」が静かに育ち始めていました。

3回目:生活防衛FXが「取り返しトレード」に変わった瞬間
3回目のエントリーは、改めて振り返っても「普段なら入らない場所」でした。
- トレンドの勢いは弱まり、高値も切り下げ始めている
- 短期足では上下に振られ始め、「方向感が出ていない」状態
- それでも「ここで反発してくれれば、今日の負けはほぼ取り返せる」
そして、
- ロット:さらに1段階アップ
- 損切り幅:いつもより数pips外側に広げる
という、生活防衛ルールから完全に外れた設定でエントリーしてしまいました。
結果:▲7,000円前後の損失
その日のトータル損失:▲11,000〜12,000円
この瞬間、
- 今月の利益:ほぼチャラ
- 生活防衛ルール:「一応決めてはいたけど、守られなかった」状態
という、典型的なコツコツドカンの完成形になってしまいました。
なぜ「分かっていたのに」コツコツドカンが起きたのか
ここからは、同じことを繰り返さないために、「どこで生活防衛が機能しなくなったのか」を整理していきます。
原因は大きく分けて、次の3つでした。
- ① 生活防衛ルールが「抽象的」で、数字になっていなかった
- ② 「元本を守る」が、口座残高の話だけで終わっていた
- ③ 環境認識よりも「取り返したい気持ち」を優先した
① 抽象的すぎる生活防衛ルール
当時の僕は、
- 生活費は口座に入れない
- 一発で退場するロットは張らない
といったざっくりした生活防衛ルールは持っていました。
しかし、
- 1日あたりの「最大損失額」
- 何連敗したら、その日はトレードをやめるか
といった、「ブレーキを踏むための具体的な数字」を決めていなかったため、負けが続いたときに止まるラインが存在しなかったんです。
② 「元本を守る」が、実は守れていなかった
生活防衛FXでは、
「最悪ゼロになっても、生活費には手をつけない」
という考え方自体は正しいです。
ただ、その考え方だけだと、
- 1回の負けで、月の利益の半分以上を失う
- 数日連続のコツコツドカンで、元本の3〜4割が吹き飛ぶ
という「ゼロではないけれど、かなりきつい減り方」が、平気で起きてしまいます。
本来の生活防衛は、
「ゼロになっても生活できる」ではなく、
「そもそもゼロに近づかないようにリスクを分散する」
ところまでセットで考える必要があったと、今は痛感しています。
③ 環境認識より「取り返したい気持ち」が勝った
3回目のエントリー時、冷静にチャートだけを見ると、
- 高値の切り下げ
- 出来高の集中が薄い
- 短期足での乱高下
といった、「今日はもう無理して入る場面じゃない」サインが複数出ていました。
それでもエントリーしてしまったのは、
「今日中に取り返したい」「このまま終われない」という感情が、環境認識よりも優先されてしまったからです。
コツコツドカンは、チャートの形だけを学んでも防げません。
「どの感情が出てきたら、その日はトレードをやめるか」まで決めておかないと、同じパターンを繰り返してしまいます。
コツコツドカンを起こしやすいトレーダーの共通点

今回の実録と、これまでの自分のトレードノートを振り返ってみると、
「コツコツドカンを起こしやすい人のパターン」がいくつか見えてきました。
- 本業が忙しく、トレード時間が限られている
→ 「せっかくチャートを開いたから」と、本来なら見送る場面でもエントリーしがち。 - 負けた日のチャートを閉じるのが苦手
→ 「せめて今日の分だけ取り返したい」と、ロットアップや損切り幅拡大に走りやすい。 - 「たまたまの大勝ち」の記憶が強く残っている
→ そのイメージを追いかけて、同じサイズの勝ちを何度も狙ってしまう。 - トレードノートはつけているが、「負けパターンのテンプレ化」まで落とし込めていない
→ 毎回「反省」はするのに、具体的なルールや数字に変わらないまま終わってしまう。
もしこの中に自分が当てはまりそうなら、意識だけで直そうとするのではなく、「数字とルール」でコツコツドカンを減らしていく必要があります。
今日からできる「生活防衛FX版・コツコツドカン対策」

ここからは、今回のやらかしをきっかけに僕が実際にアップデートした「生活防衛FX用の具体的ルール」を紹介します。
全部やる必要はないので、できそうなものから取り入れてみてください。
1. 1日の「最大損失額」を数字で決める
・目安:口座残高の1〜2%
例:残高146,000円なら、1日あたりの最大損失は1,500〜3,000円まで。
その金額に達したら、「どんなにチャートが良さそうでも、その日は終了」と決めておきます。
2. 連敗ストップルールを入れる
・例:3連敗したら、その日は強制終了
・チャートは閉じて、復習だけに使う
「負けている日ほど取り返したくなる」のが人間なので、
その感情が出る前に「数字でトレードを終わらせる」仕組みを作ります。
3. ロットの「上限」を本業の給料から逆算する
例:手取り23万円の会社員なら、
- 1回の損失は月給の1〜2%(2,000〜4,000円)を超えないロット
- 1ヶ月の最大損失は月給の5〜10%まで
というふうに、「チャート」ではなく「生活」からロットを決めると、
コツコツドカンのダメージが生活に食い込むことを防ぎやすくなります。
4. 「感情トリガー」を自覚しておく
自分にとって危ないのはどんな感情か、あらかじめ言語化しておきます。
- 「今日中に取り返したい」
- 「さっきの負けは事故みたいなもの」
- 「ここを逃したら、もうチャンスは来ない」
こうしたワードが頭に浮かんだ瞬間を、「その日はトレードをやめるサイン」にしておくと、コツコツドカンの前にストップをかけやすくなります。
よくある質問(FAQ)
Q1:コツコツドカンって、完全になくすことはできますか?
A:「一度も大きく負けない」レベルまでゼロにするのは難しいです。
ただ、・一発のダメージを小さくする
・起こる頻度を減らす
ことは、ルールと環境次第でかなり現実的にできます。
Q2:コツコツドカンをやらかした後、どう立て直せばいいですか?
A:僕がやっているのは、
・翌日以降のロットを一段階下げる
・1〜2週間は「勝とうとせず、ルールを守ることだけ」を目標にする
という方法です。
「取り返す」のではなく、「いつもの自分のペースに戻す」ことを最優先にしています。
Q3:それでも、どうしてもロットを上げたくなる時があります…
A:その感覚自体は、ごく自然なものです。
大事なのは、
・ロットを上げるのは「資金が増えた時だけ」というマイルールを作る
・「感情が荒れている時には、ロットを上げない」と決めておく
ことです。
僕自身も、「ロットアップは、過去◯ヶ月のトータルがプラスの時だけ」と決めてから、勢いでロットを上げるミスがかなり減りました。
[PR]コツコツドカンを減らすための口座環境について
ここまで、コツコツドカンが起きた実録と、その対策について整理してきました。
最後に少しだけ、「口座環境」の話もしておきます。
どれだけ考え方やルールを整えても、「使っている口座がミスを誘発しやすい設計」だと、
- ロット入力を間違えて、想定の2倍のポジションを持ってしまう
- 有効証拠金や含み損益が分かりづらく、不安でチャートを見過ぎてメンタルが削られる
- 決済したいポジションとは別のポジションを決済してしまう
といった「本来避けられたはずのドカン」が増えがちです。
僕が兼業トレーダーとして使っているDMM FXは、
- ロット・損益・有効証拠金がひと目で分かるシンプルな画面
- 比較的タイトなスプレッドで、ロットを抑えてもコスト負けしにくい
- 指値・逆指値・OCO注文などが入れやすく、「本業中は自動でリスク管理」がしやすい
- 取引量に応じたポイントやキャンペーンがあり、長く使っても還元を受けやすい
といった理由から、「生活を崩さず、コツコツとトータルをプラスにしたい人」にとって、ひとつの選択肢になりうる口座だと感じています。
もちろん、どの口座を選ぶかはあなた自身の判断です。
ただ、「コツコツドカンを減らしたい」「自分のルールを守りやすい環境を整えたい」と感じているなら、一度スペックやキャンペーンをチェックしてみても良いかもしれません。
気になる方は、下のバナーから口座の詳細・最新キャンペーン情報を確認してみてください。
最後に:リスクに関する大切なお知らせ
※FXは、元本が保証されている商品ではありません。
レバレッジの設定やロット管理を誤ると、短期間で大きな損失が発生する可能性があります。
本記事の内容は特定の投資行動を勧誘・推奨するものではなく、最終的な判断は必ずご自身の責任で行ってください。
生活費を削ってまでトレードすることは避け、あくまで余剰資金の範囲内で、「生活を崩さないFX」と「コツコツドカンを減らすリスク管理」を意識していきましょう。

