通貨ペアを増やす前に|初心者はドル円1本に絞ったほうがいい3つの理由

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「通貨ペアが多すぎて、どれを見ればいいのか分からない」

「ドル円もユーロ円もポンド円も… 全部見ていたら、逆に頭がこんがらがってきた」

この記事は、そんなFX初心者が「通貨ペアを増やす前に一度立ち止まる」ための記事です。

ライフステージやメンタルの強さとは別軸で、
・なぜ最初はドル円1本に絞った方がいいのか
・通貨ペアを増やすと、どんな「見えないコスト」が積み上がるのか

を、できるだけ具体的に整理していきます。

※この記事は、すでに口座開設をしてチャートを触り始めた初心者向けの内容です。
「まだFXそのものがよく分からない…」という方は、別の基礎記事から読んでもらえるとイメージしやすいと思います。

僕(Koshi)がドル円の練習に使っているFX口座について

「どの口座でドル円を触るか」は、最初のつまずきポイントになりやすいです。
僕も始めたてのころは、なんとなく選んだ口座でトレードしていて、

  • 通貨ペアの表示が多すぎて、肝心のドル円に集中できない
  • スプレッドが広くて、ちょっとずつ取った利益が手数料で消えていく

みたいな、地味だけどジワジワ効いてくるストレスをかなり感じていました。


そのうえで、今僕がメイン口座として使っているのがDMM FXです。
とくに「ドル円1本で練習したい初心者」と相性がいいと感じているポイントは、ざっくりこのあたり。

  • チャート画面がスッキリしていて、ドル円にフォーカスしやすい
    → 余計な通貨ペアを非表示にすると、1枚のチャートに集中できて「今日はドル円だけ」にしやすい。
  • ドル円のスプレッドが狭く、検証コストを抑えやすい
    → 1回1回のトレードで払うコストが小さいので、「同じルールを何十回も試す」練習がしやすい。
  • スマホアプリの操作が直感的で、注文や決済で迷いにくい
    → 「どのボタンを押せばいいんだっけ?」という不安が減ると、判断そのものに集中できるようになります。

僕自身、いくつかの会社を試したうえで、最終的に「ドル円のトレードを淡々と積み重ねやすい」という理由でDMM FXに落ち着きました。

・ドル円だけを見たい日に、画面がごちゃごちゃしないこと
・ロットを小さくしても、ストレスなく約定してくれること

この2つは、「通貨ペアを増やさない」という今回のテーマとも相性がいい条件だと思っています。


もちろん、最終的にどの口座を選ぶかはあなた自身の判断です。
ただ、

📝「まずはドル円1本で練習してみたい」
💭「迷わず使えるメイン口座がまだ決まっていない」

という段階なら、DMM FXを選択肢のひとつとしてチェックしてみる価値は高いと感じています。

以下のバナーから、
・口座の仕様
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などを確認できるので、気になる方は一度のぞいてみてください。

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通貨ペアを増やす前に考えてほしいこと

この記事で伝えたいこと

最初に結論から言うと、「通貨ペアを増やす前に、ドル円1本で“土台”を作った方がいい」という話です。

この記事では、

  • 通貨ペアを増やすと、なぜ判断がブレやすくなるのか
  • ドル円1本に絞ると、どんな学び方の変化が起きるのか
  • 「でもポンドの方が動くし稼ぎやすそう…」という疑問への答え

といった点を、生活防衛FXの視点(生活を崩さずに続ける)で整理していきます。

こんな通貨ペアの選び方、していませんか?

  • 「せっかく口座を作ったし」と、表示できる通貨ペアを全部並べて眺めている
  • ドル円が落ち着いていると「動いているところ」を探して、ポンド円やゴールドに飛びつく
  • 気づいたら、どの通貨ペアにどんな線を引いたか分からなくなっている

これ、どれか1つでも「あるある…」と思ったら、すでに「情報の持ちすぎ」で自分を難しくしているサインかもしれません。

「とりあえず全部見る」が危険な理由

情報過多のイメージ

通貨ペアを増やすと、単純にチャートの枚数が増えるだけではありません。

  • それぞれの通貨ペアのトレンドを把握する
  • それぞれの重要な高値・安値・サポレジを覚えておく
  • それぞれの通貨が、どの経済指標に強く反応しやすいか理解する

といった「頭の中の仕事量」が、一気に増えます。

結果として、

  • エントリーを決めるまでに迷いが増える
  • 損切りラインの根拠があいまいになる
  • 振り返りのときに「なぜそこで入ったのか」を思い出せない

という「判断のブレ」が積み重なっていきます。
これが、この記事で何度も出てくる「情報整理コスト」の正体です。

初心者はドル円1本に絞ったほうがいい3つの理由

理由1:見るものを減らすと、判断が速く・シンプルになる

ドル円1本に決めてしまうと、チャートを開いた瞬間に考えることはシンプルになります。

  • 今のドル円は上を目指しているのか、下を目指しているのか
  • 自分のルールで言うと、「待ち」なのか「入ってもいい形」なのか
  • 決めていた損切り・利確の位置に、ちゃんと価格が近づいているか

複数通貨ペアを見ていると、ここに

  • 「ドル円よりユーロ円の方が動きそう?」
  • 「ポンド円もそろそろトレンド出そう?」

みたいな余計な比較が入ってきて、迷いが増えます。

最初のうちは、「比較」より「決め打ち」の方が学びが早いです。
ドル円だけを見る日を作ることで、チャートの前で悩む時間を減らし、そのぶん振り返りに時間を回せます。

理由2:同じ通貨ペアを見続けると、値動きの“クセ”が分かってくる

ドル円にも、他の通貨ペアとは違う「リズム」があります。

  • 東京時間は動きが落ち着きやすい
  • ロンドン時間の切り替わりで一方向に走りやすい
  • ニューヨーク時間は、指標や要人発言で急な上下が出やすい

もちろん例外はありますが、毎日同じ通貨ペアを見ていると、こうした「ざっくりした感覚」が少しずつ溜まっていきます。

一方で、通貨ペアをコロコロ変えていると、

  • 今見ている値動きが「その通貨にとって異常」なのか「いつも通り」なのか分からない
  • 「いつもこのパターンで騙されている」という学びが蓄積しない

という状態から抜け出しにくくなります。

ドル円1本でしばらくやってみると、「この形は危ない」「このパターンは得意」といった、自分なりの感覚が少しずつ言語化できるようになってきます。

理由3:検証・振り返りがラクになり、勝ちパターンが溜まりやすい

勝てるようになる人は例外なく、「自分のトレードを振り返る習慣」があります。
そして、その振り返りをしやすくするのが「ドル円1本」です。

複数通貨ペアでトレードすると、月末にノートを見返したとき、

  • ドル円:10回
  • ユーロ円:7回
  • ポンド円:5回

みたいに、どの通貨ペアも中途半端なサンプル数になりがちです。

一方で、ドル円だけに絞ると、

  • 「今月のドル円トレード30回」の中から、共通する勝ちパターン・負けパターンを探せる
  • 時間帯や経済指標との関係も、同じ通貨ペアの中で比較できる

ので、検証の精度が一気に上がります。

「通貨ペアを増やすこと」は、
勝てるようになってからでも、いつでもできます。
その前に、「1通貨ペアで何が起きているのかをちゃんと説明できる状態」を目指した方が、結果的に遠回りを防げます。

よくある反論と、その落とし穴

「ポンドの方が動くから、そっちの方が稼げそう」

たしかに、値幅だけを見るとポンド絡みの通貨ペアの方が動きは大きいです。
ただし、「大きく動く=自分が取りやすい」とは限りません。

チャートの経験が浅い段階でボラティリティの高い通貨を触ると、

  • 損切りまでの距離がよく分からず、ロットが不適切になる
  • 一瞬で含み損が大きくなり、冷静さを保てない

という理由で、「勝ちやすさ」より先に「メンタルの消耗」がきます。

まずはドル円で、

  • 自分の許容できる損失幅
  • 得意な時間帯・不得意な時間帯

を把握してから、ボラティリティの高い通貨に少しずつ広げた方が、長期的には生き残りやすいと感じています。

「通貨を分散した方がリスクが減るんじゃない?」

長期投資の世界では「分散」はとても大事ですが、短期トレードの「分散」は性質が少し違います。

通貨ペアを増やした結果、

  • どのポジションがどれくらいリスクを取っているのか、自分でも把握できていない
  • 相関の強い通貨ペアばかりを持っていて、実質的には「一点集中」していた

という状態になっているケースも多いです。

「分散しているつもり」で、実際には管理が追いついていない。
これが、初心者がやりがちな落とし穴です。

最初のうちは、リスクを散らすよりも、「自分が何をしているかを説明できる状態」を目指した方が結果は安定しやすいです。

「ドル円が動かない日はどうすればいい?」

これはよく出てくる質問ですが、個人的な答えはシンプルで、

「無理に別の通貨ペアを触りに行かない」

です。

ドル円がはっきりと動いていない日は、

  • 過去チャートを見返して、「自分が得意な形だけ」ピックアップする
  • トレードノートを整理して、ルールを微調整する

といった「仕込みの日」に回してしまった方が、長期的なリターンは大きくなります。

ドル円1本で練習するときに決めておきたい3つのこと

① 取引する時間帯を先に決めてしまう

まずは、「ドル円を見る時間帯」を決めてしまうのがおすすめです。

  • 仕事終わりの 21:00〜23:00 だけ
  • 出勤前の 7:00〜8:00 の1時間だけ

時間を区切ることで、

  • チャートをダラダラ見続けて疲れる
  • 眠いのにポジションを持ち続けてしまう

といった事故を防ぎやすくなります。

② 1回の損失許容額からロットを逆算する

  • 「1回のトレードでいくらまで負けてOKか?」を先に決める
  • その金額と損切り幅から、ロットを計算する

例:口座残高10万円、1回の許容損失を2%=2,000円にする場合、
損切り幅を20pipsと決めると、おおよそ「1,000通貨前後」が目安になります。

このように、「勝てそうだからロットを上げる」ではなく、「負けても耐えられる額からロットを決める」ことが、生活防衛FXの基本です。

③ 通貨ペアとルールを“しばらく固定する”と決める

  • 通貨ペアはドル円だけ
  • エントリーのパターンは2つまで
  • 損切り・利確の考え方も、しばらく変えない

こうやって「あえて選択肢を減らす」ことで、
検証もしやすくなり、自分の成績も把握しやすくなります。

ここから一歩踏み出したい人へ

今日やってほしい小さなステップ

  • 取引ツールの通貨ペア一覧から、一度すべての通貨ペアを非表示にする
  • そのうえで、ドル円だけを表示に戻す
  • ノートかメモアプリに、次の3つを書き出す
  • ドル円を見る時間帯
  • 1回の許容損失額
  • 当面使うエントリーパターン(2つまで)
  • このページをブックマークして、月末の振り返りのときにもう一度読み返す

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ここまで読んで、「ドル円だけで練習してみよう」と思った方は、DMM FXのようにドル円のスプレッドが狭く、ツールがシンプルな口座を選ぶと、学びやすさがぐっと上がります。

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最後に:リスクに関する大事なお知らせ

※FXは元本が保証されている商品ではありません。
レバレッジの設定やロット管理を誤ると、短期間で大きな損失が発生する可能性があります。
必ず余剰資金で取引し、ご自身の判断と責任でご利用ください。